※エントリーデータを元に作成した試合内容です。あくまでエントリーで書かれたデータだけを基本にしていますので描写について至らないところもあるかと思いますがご了承下さい。
※試合描写においてスキル、スキコンは数値が高い物が上手く成功したように書いてますので相性や効果など現実にはありえない描写になっているものもありますがそういう大会だと笑って許してください。
※各ラウンドの結果は同点で引き分け、１，２差で辛勝、８以上差で圧勝、それ以外で勝利となっています。
■アリーナ開催
「アリーナに集いし１２名の強者達よ。日ごろの鍛錬の成果を思う存分発揮して大陸最高のルーンマスターを目指してくれ！今ここにアリーナinエンブリアの開幕を宣言する！」
コロシアムの中央で叫ぶおっさんはともかくもついに大陸各地から集まったルーンマスターが戦うアリーナがついに始ました。
さあ、大陸最高のルーンマスターの栄誉は誰の手に渡るのでしょうか？とくと御覧あれ！！！
『野心家』シャールカーン
vs
『灼熱の王狼』ヒューガ・マクラッシュ
○第一ラウンド
威風堂々と構えるシャールカーンに試合開始と同時にダッシュしたヒューガの大剣が振り下ろされる！
大剣はわずかに身じろぎしたシャールカーンの体を捕らえてそのまま強引に地面へと引きずり倒した。
「ちっ、拍子抜けだぜ。まだ気合が入ってないだろ？」
ヒューガの落胆した声にもシャールカーンは倒れ伏したまま動かなかった…。
※ヒューガ・マクラッシュ圧勝
○第二ラウンド
自分のリズムでゆっくりだが絶える事なくシャールカーンに攻撃を繰り出すヒューガ。
「さすがに効いたが…まだまだだな。」
ヒューガの攻撃が止んだ時、シャールカーンは不敵に笑いかけた。
※シャールカーン辛勝
○第三ラウンド
開始の合図と同時に今までの態度を一変させて突撃するシャールカーン。
気迫を込めた声で応えてヒューガは大剣をカウンター気味に叩き込む！
激突する拳と大剣！！！
「いい攻撃だが！」
せり勝ったシャールカーンの拳がヒューガの顔面を襲う。
ひるむことなくヒューガも拳を繰り出すがシャールカーンの拳の方がほんの一瞬速かった…。
※シャールカーン辛勝
○試合終了
「ちっ。ま、負けは負けだな。だが近いうちにリベンジだぜっ！」
シャールカーンの胸をドンと拳で叩いてヒューガは背を向けた。
※２勝１敗、シャールカーン２回戦進出。
『ア―サ―「ラヴラヴ四天王」』シギュン・シルフィ―ド
vs
『チャオエン教室上級生徒』コタロウ・マエダ
○第一ラウンド
「よろしくお願いします！」
キーロスの制服をきっちりと着こなしたコタロウが竹刀を構えて相手の出方をみようとした矢先、
シギュンは一瞬でコタロウの目の前に移動して勢いのついた拳を振るう！
…カランカラン…
コタロウが防御に繰り出した竹刀は拳を受けきれず手から弾け飛び地面に転がった…。
※シギュン・シルフィ―ド勝利
○第二ラウンド
シギュンの手に持った鞭の纏う炎が彼女の紅い瞳にゆらゆらと光陰を映し出す。
「キミにこの鞭の動きが見切れるかな？」
左手に握る感応石を強く握りしめ集中しおわると竹刀を構えてシギュンに駆けだすコタロウ。
だが、あと少しと言う所でシギュンが放った炎の蛇に絡め取られコタロウはそれ以上前に進めなくなってしまった。
※シギュン・シルフィ―ド勝利
○試合終了
「これが私の実力です。ありがとうございました。」
深々とお辞儀するコタロウにシギュンはいつでも挑戦はいつでも受けるよと笑顔を向けた。
※２勝、シギュン・シルフィ―ド２回戦進出。
『魔女の子』アレクディアス
vs
『必殺！仕置き人"風羽根"のルシーダ』 ルシーダ・ディラント
○第一ラウンド
ルシーダの手からまかれた粉がアレクディアスを包むと同時にボンと濃い霧が彼の姿を隠す。
霧が晴れると同時に現れた影に向かいルシーダが集中する。
「さぁ、お仕置きよ！」
とたんに体の自由を奪われてしまうアレクディアス。
だが超美男子に変身したアレクディアスの美麗な顔を見てルシーダは思わず集中力を失い術を途切れさせてしまうのだった。
※両者引き分け
○第二ラウンド
『風羽根』を投じようとするルシーダを見ながら座り込むアレクディアス。
「や…止めてよ…」
愛らしいまなざしで訴えるアレクディアスにルシーダの正義の魂は攻撃する意欲を無くしてしまった。
※アレクディアス辛勝
○第三ラウンド
今までの激しい精神戦に疲れ果てたのかルシーダは下を向いたまま動かなかった。
その様子を見たアレクディアスはクスッと笑うと気配もなく背後に回り込んで光を吸い込むような暗い漆黒の短刀を振りかざす。
「隙がありすぎよ、あなた」
ルシーダはすばやく振り返るとアレクディアスからある物を奪い距離をとった…。
※ルシーダ・ディラント勝利
○試合終了
「そ…そんな、僕が…この僕が…負けるなんてぇぇ！」
シャツのボタンと奪われて艶やかに上半身をさらしたアレクディアスは女性観客の黄色い歓声の中で霧と化して消えていった。
※１勝１敗１引き分け、判定勝利、ルシーダ・ディラント２回戦進出。
『双刃の魔剣士』アルム・ナート
vs
『リキュウの愛弟子』アルテッツァ・フューレン
○第一ラウンド
アルテッツァは炎と書かれた鉢巻を締めなおすと右手にもった愛用の棍『漁火』を目の前にかざし気合を入れる。
「いくぞ！神導流槍舞術、炎覇！！」
軽いステップで翻弄しようと思っていたアルムだったが燃え上がったアルテッツァの棍の突きは予想以上の鋭さでアルムの体を捕らえたのだった。
※アルテッツァ・フューレン圧勝
○第二ラウンド
アルテッツァが胸の前で印を結び師匠の名を念ずると背後にリキュウ導師の姿が浮かび上がった（ような気がした）！
対してアルムは高く舞い上がりニ本の愛刀をかざし高速で襲いかかる。
「メテオ・スラッシュ！！！」
二人が激しくぶつかった後には…、膝をつくアルテッツァとそれを見下ろすアルムの姿があった。
※アルム・ナート圧勝
○第三ラウンド
『漁火』を地面に置きと瞳を閉じて左手にかざすアルテッツァを一瞥するとアルムもまた刀を鞘に戻した。
「…フン。」
一足飛びで眼前に跳び込んだアルムに反応してカッと目を開くと瞬時に距離を取ろうとするアルテッツァ。
だがさらに１歩前に出たアルムはアルテッツァの袈裟を掴むと一気に投げ飛ばした…。
※アルム・ナート圧勝
○試合終了
「まだまだ力不足か・・・」
投げ飛ばされて闘場に大の字で転がったままつぶやくアルテッツァにアルムはまた戦う日を楽しみにしていると言った。
※２勝１敗、アルム・ナート２回戦進出。
『忠君の獣戦士/盤石の王狼』フレキ・アスガルド
vs
キヲン
○第一ラウンド
「我は傭兵隊『アスガルド』の長、フレキ。君の力、見せてもらうぞ」
堂々とした名乗りをあげるフレキにキヲンはまったく反応しない。
キヲンからまったく気迫や存在感を感じれないことに不信感を持った瞬間、
フレキの体は鎧の隙間を何かに切り刻まれて血飛沫をあげていた…。
※キヲン圧勝
○第二ラウンド
開始と同時に重厚な装備とは思えないスピードでフレキがキヲンに迫る！
あいかわらず気迫がなく出方が読めないキオンのスキを探すフレキ。
だがフレキのハルバードの攻撃距離に届く寸前でキヲンは何故か手を掲げて敗北宣言を行った…。
※フレキ・アスガルド圧勝
○第三ラウンド
「………」
キヲンの姿は今までと同じはずだった。だがその姿に底知れぬプレッシャーを感じたフレキは動けずにいた。
お互いに微動だにしない時間がしばらく続く。
（強い…）今まで出会った中でも屈指の強さだとフレキは思った。しかも今までにないタイプの相手だった。
（だがどんな相手であろうと己の戦いを貫くだけだ！！！）
フレキは渾身の力を振り絞りキヲンに向けてラッシュで攻撃を叩き込んだ…。
※フレキ・アスガルド辛勝
○試合終了
「君は…」
恐るべき強敵だった相手にフレキが声をかけようとしたがキヲンは音もなく闘場から既に立ち去っていた…。
※２勝１敗、フレキ・アスガルド２回戦進出。
『未来の剣聖』アリス・ゾディアック
vs
『風纏い』パアム・エルクリッド
○第一ラウンド
「『暁の黒十字』斬り込み隊長アリス・ゾディアックです！よろしくお願いします！！」
深々と礼をするとアリスは駆け出した。アリスが近づくのに合わせてパアムは突風で結界を張る。
だがアリスはそのまま止まりもせず突風の壁に突っ込んだ！
「相手が魔法を使うときはいきなり突っ込んじゃあ…」
相手が吹き飛ぶ様を予測して忠告するパアムの目の前にアリスが魔法のように現れる。
次の瞬間、空中を舞っていたのはパアムの方であった。
※アリス・ゾディアック勝利
○第二ラウンド
ニッコリと笑うアリスの笑顔光線を受けて思わず赤くなったパアムだったがバスタードソードを振りまわして雑念を払う。
「はぁ…はぁ…、まっ、負けないよ…」
激しく疲労した様子のパアムを不思議そうに見るアリスだった。
※パアム・エルクリッド辛勝
○第三ラウンド
「行きます！」
背中の長刀『れい』に手をやり構えるアリス。その手元から激しい危険を感じて思わずパアムが１歩後ろに下がる。
「むら雲流”麒麟”！！！」
きらめきを放ちながら真一文字に走った剣閃はパアムが一瞬前までいた空間を両断したのだった。
※パアム・エルクリッド辛勝
○試合終了
「負けました〜、腕を磨いてまた挑戦します！」
風の結界をあっさりとくぐり抜けたアリスの手際を誉めて、ボクで良ければと苦笑しながらパアムは答えるのだった。
※２勝１敗、パアム・エルクリッド２回戦進出。
『野心家』シャールカーン
vs
『ア―サ―「ラヴラヴ四天王」』シギュン・シルフィ―ド
○第一ラウンド
突っ込んできたシギュンの拳にシャールカーンは回避する間もなく吹き飛ばされる。
「カーティス、やったよ〜！」
沈黙したシャールカーンを見てシギュンは空を舞う愛騎の飛竜に手を振る。
だが次の瞬間、シギュンの首は背後から回された腕に締め上げられていた…。
…
「演技に騙されたな。納得いかない負け方だろう。今後の戦い方の参考にするんだ。」
シャールカーンは足元で咳き込むシギュンを見下ろしながら諭すのだった。
※シャールカーン勝利
○第二ラウンド
シギュンの鞭は蛇のごとく鋭く巻きつきシャールカーンの動きを封じる。
「はぁぁぁ−−−!! 」
シギュンが休む事無く続けて裂帛の気合をいれると鞭は瞬時に炎を上げてシャールカーンを焼き始める！
力ずくで鞭を振りほどこうとしたシャールカーンだったが最後は黒焦げで倒れるのだった。
※シギュン・シルフィ―ド勝利
○第三ラウンド
シャールカーンの激しい突進を見て愛刀の『飛天刀・神威』を抜き放つシギュン。
切り上げる為か腰を落して下段に構えるシギュンに向かってシャールカーンは腰を回して体を引き絞り…拳を打つ！
ガッッッッ！！！
激しい激突音の後、シギュンの体はシャールカーンの拳に打たれた勢いで空を飛ぶのだった。
※シャールカーン勝利
○試合終了
「ん〜〜、この次は絶対絶対、絶〜〜対負けないから！」
激しく悔しがり指を突きつけるシギュンにいつでも胸を貸してやるとシャールカーンは尊大に頷いた。
※２勝１敗、シャールカーン上位順位決定戦進出。
『必殺！仕置き人"風羽根"のルシーダ』
ルシーダ・ディラント
vs
『双刃の魔剣士』アルム・ナート
○第一ラウンド
ルシーダが連続で繰り出す鋭い切っ先を持つ『風羽根』を軽くかわすアルム。
だがルシーダの狙いは風上を取ることにあったのだ。
ルシーダの手より風に乗って体の自由を奪う粉末がアルムのまわりを舞う。
アルムは風に乗り広がった粉末をかわし切ることが出来ずに身動き一つできなくなってしまうのだった。
※ルシーダ・ディラント圧勝
○第二ラウンド
「ふふっ、読めるかしら？」
ルシーダは腰のポーチから本を取り出し開くと挑発するような視線をアルムに送る。
しかしルシーダの視線は目の前から既に消え去っていたアルムには届かない。
慌てて周囲を探すルシーダ目掛けて上空からアルムの双刃が襲い掛かった。
※アルム・ナート圧勝
○第三ラウンド
試合開始と同時にダッシュをかけるルシーダとアルム。
ルシーダは赤いマントをひるがえしアルムは肩口で縛った黒き長髪をたなびかせて相手に迫る。
「もらったわ！」
繰り出されたアルムの剣先を読んでかわしたルシーダはその手を獲物に向けて伸ばした！
「甘いな…」
だがその腕は剣を手離したアルムに掴み取られ、ルシーダの体は地面に投げ飛ばされるのだった。
※アルム・ナート勝利
○試合終了
「次こそ必ず勝ってみせるわ！」
地団駄を踏みかねない様子のルシーダに今回は私に運が向いただけだとアルムは言った。
※２勝１敗、アルム・ナート上位順位決定戦進出。
『忠君の獣戦士/盤石の王狼』フレキ・アスガルド
vs
『風纏い』パアム・エルクリッド
○第一ラウンド
スキだらけに見えるパアムの姿に不信感を持ちながらもフレキは疾走しハルバードを打ち込む。
その瞬間、パアムの手が振られると突風の竜巻が巻き起こりフレキに立ちふさがった。
「勝負だ！！！」
「あっ、危ないよっ！」
警告するパアムへ向けて怯む事無くハルバードを叩きつけるフレキだったが竜巻からの予想以上の衝撃に手を痺れさせられてしまうのだった。
※パアム・エルクリッド圧勝
○第二ラウンド
ブンブンと凄まじい風切り音を巻き起こし振るわれるフレキのハルバード！
パアムは防戦一方で一撃毎にズシリくる衝撃を何とか受け流し続ける。
「どうした？君の力を見せてみろ！」
フレキの言葉にパアムは思わず攻撃しようと気を逸らしてしまう。
次の瞬間、パアムはフレキの足払いでバランスを崩して闘場の地面に引き倒されていた。
※フレキ・アスガルド圧勝
○第三ラウンド
フレキは一気に勝負をつけるべく自慢のコンビネーションラッシュで激しく攻め立てる。
長大なハルバードがまるでフレキの手足であるかのように変幻自在にパアムを襲う。
パアムはその攻撃をまったく見切る事が出来なかったが無意識の直感だけで紙一重でかわし続けた。
…
「…もっ、もう…終わり…カナ…？」
荒い息をつくフレキにパアムは極度の緊張の連続に大量に流れた冷や汗を拭いつつ攻撃の風圧で乱れた服を直すのだった。
※パアム・エルクリッド勝利
○試合終了
「良い勝負だった。」
フレキの差し出す大きな手を握り返しながら最初の結界に対する攻撃についておずおずと思った事を伝えるパアムだった。
※２勝１敗、パアム・エルクリッド上位順位決定戦進出。
『野心家』シャールカーン
vs
『双刃の魔剣士』アルム・ナート
○第一ラウンド
大振りを繰り返すの敵のスキを見逃すわけもなくアルムはあっさりとシャールカーンを地面に投げつけた。
白目をむいて気絶したシャールカーンを見たアルムが試合の開始位置に戻ろうと振り返る。
その瞬間、シャールカーンは跳ね起きて今までとはまるで鋭さの違う拳をアルムの背中に叩きこんだ！
「こんな戦い方もある。よく覚えておくんだ。」
…諭すようなシャールカーンの声が暗転するアルムの意識に聞こえてくるのだった。
※シャールカーン勝利
○第二ラウンド
グッとためこんだ全身のバネを一気に解き放ち空中へ舞い上がるアルム。
魔法で驚異的な加速をつけて降下する事でその双刃は空気を切り裂いた摩擦で赤熱する！
赤い刃は見上げるシャールカーンに叩き込まれ激しい衝撃をもって打ちのめすのだった。
「…フン、今度は演技じゃないようだな。」
地面に倒れたままのシャールカーンの様子をしばらく眺めてからアルムは自分の勝利を確信した。
※アルム・ナート圧勝
○第三ラウンド
お互いに突撃して肉弾戦に入る二人。
シャールカーンが渾身の力をこめた拳を繰り出せば、アルムは紙一重でかわして懐に入っての投げを狙う。
だがシャールカーンもアルムの動きをみすみす見逃したりせずに膝蹴りで迎撃する。
一進一退の攻防は終わることなく続き、最後にはジャッジから引き分けが宣言されるのだった。
※両者引き分け
○試合終了
「くそ！次はこうはいかないぞ。」
受けた傷を抑えながら吼えるシャールカーンに向かってアルムは「弱い犬ほど…」と呟くのだった。
※１勝１敗１引き分け、判定勝利、アルム・ナート上位順位決定戦１勝。
『野心家』シャールカーン
vs
『風纏い』パアム・エルクリッド
○第一ラウンド
「敵がこんな魔法を使ったらどうするのカナ？」
激しい突風で張った結界の中からパアムがシャールカーンを見る。
シャールカーンは答える事無くパアムに向けて全力で突っ込む！！！
…だが竜巻に触れたとたんにあっさり吹き飛ばされたシャールカーンは打ち所が悪かったのか動かなくなった…。
※パアム・エルクリッド勝利
○第二ラウンド
シャールカーンが激しくパアムを攻め立て、パアムのバスタードソードを両手で構えて受け流しては反撃する。
お互いに青痣と切り傷が増えていく戦いにまわりの観客の声援がボルテージを上げていく。
しばらくたって先に限界をこえたパアムが倒れるのをシャールカーンは腕を出して支えてやりながら呟く。
「ふう…俺が丈夫とはいえ危なかったな…」
※シャールカーン辛勝
○第三ラウンド
シャールカーンの力を込めた一撃はパアムのバスタードソードの防御を弾き飛ばす！
「俺の勝ちだ！！！」
体勢が崩れて下を向いてしまったパアムに向けて死角から拳を叩き込むシャールカーン。
だがパアムは見えてもいないその一撃を紙一重でかわすとバスタートソードを振り上げるのだった…。
※パアム・エルクリッド辛勝
○試合終了
「づぎばぼごぼごにじでやる、ぐっ…」
最後のバスタードソードの柄の一撃で腫れた頬を抑えながら詰め寄るシャールカーンにパアムは困り果てるのだった。
※２勝１敗、パアム・エルクリッド上位順位決定戦１勝。
『双刃の魔剣士』アルム・ナート
vs
『風纏い』パアム・エルクリッド
○第一ラウンド
軽い牽制で振るわれる魔剣士の双刃の鋭さにパアムは剣の腕ではかなわないと思い知らされる。
「だけど敵は剣だけしか使わないとはかぎらないよ！」
アルムの振るった双刃にカウンターを当てるように突風を生み出すパアム。
その風の衝撃はアルムの手から双刃を奪い去ったのだった。
※パアム・エルクリッド圧勝
○第二ラウンド
アルムの二振りの牙『流星剣』と『星嵐剣』が抜き放たれて鈍く光り輝く。
剣をギュッときつく握り締めてアルムの動きを見逃さないようにパアムは集中する。
だが舞い上がり摩擦熱で全身を赤熱させながら急降下してくるアルムにパアムは剣で対抗する術を思いつく事が出来なかった…。
「…フン、今回は私の勝ちだな…」
倒れ伏すパアムをアルムは見ながら熱くなった双刃を一振りしてから鞘に収めるのだった。
※アルム・ナート圧勝
○第三ラウンド
アリーナ最後の戦い…、この戦いに勝ったものが優勝の栄誉を受ける。
二人はさすがに緊張した面持ちで向き合いお互いの武器を静かに構えた。
カーーーン！！！
開始のベルと共に駆け寄る二人。
アルムの二振りの剣が縦横無尽にせまりパアムは服を切られ肌にわずかなにキズをつけられつつも受け流し続けていた…。
…
だが荒い息を吐きながら立っていたのは最後に渾身の魔術を放ったパアム・エルクリッドだった。
※パアム・エルクリッド辛勝
○試合終了
「…私の…負け…か。フン…貴様の名、覚えておくぞ…」
ぶっきらぼうながらも実力を認めてくれたアルムの言いようにパアムは照れながらもうなずくのだった。
※２勝１敗、パアム・エルクリッド上位順位決定戦２勝、パアム・エルクリッド優勝！！！
■アリーナ終幕
「冴え渡る直感と魔法の効果的に操ったパアム・エルクリッドさんがアリーナを制しました！
パアムさんには『第一回マスターオブアリーナ』の称号とエンブリア大陸最高のルーンマスターの栄誉が送られます！」
表彰台の上の１位のパアム、２位のアルム、３位のシャールカーンに向けて闘技場の中の観客からの歓声と出場者たちからの惜しみない拍手が送られ「アリーナinエンブリア第一回大会」は終幕したのだった。
＜終わり＞
■管理人より…
エントリーして頂いた皆様本当にありがとうございました！！！
ＨＰの１０００ヒット特別企画「アリーナinエンブリア」どうでしたでしょうか？
辺境にあるこのサイトに足を運んでくれている皆様のすこしでもヒマつぶしになればと思いやってみましたが、エントリーＢＢＳのＣＧＩ作成で試行錯誤し試合描写の文才にぶちあたったりといろいろ大変でした。ですがエントリーして頂いた方の内容を見てへぇ〜と関心したり楽しんだり、試合での以外な結果（全ラウンドの判定値合計の上位３人がいきなり一回戦敗退とか！）など私自身大変楽しめた企画になりました。
当初は第２回を２０００ヒットでとか思ってましたがその辺は皆様の満足度にて実施を決めたいと思います（笑）。
まあアリーナだけが企画でもないですし、大会ルールについても色々と変えてみるのも楽しいかと思ってます。
出来ましたらここを最後まで読んでいただいた方でヒマがあったりしたら感想やご意見など掲示板などに書いていただけたらうれしいかぎりです。
それでは長くなりそうですしこの辺で失礼します。