AFFIXTUER
■前フリ
テンオレン家の黒百合屋敷の中庭でナルリィーナ（７歳）を囲んで双子の妹ルゥナリアとガルゼリッタ（５歳）と弟アシュラス（４歳）や従兄弟のアーシェラウス・ノイセルム（５歳）、その友達イリナ・スヴォルド（５歳）、シルヴィア・ローザリオン（５歳）がおとなしく座っている。
ナルリィーナの読む絵本「危機一髪！秘境探検隊！！！」を聞くためだ。
■聖歴７９４年夏。黒百合屋敷の中庭
「こうして探検隊の皆は異形を倒して無事に帰ってくる事が出来ました…。おしまい。」
ナルリィーナが絵本をパタンと閉じると末妹のガルゼリッタが目をキラキラさせていた。
「すっごい、楽しかったぁ、ボクも探検する！」
叫ぶ双子の妹の姿にルゥナリアがおどおどする。
「ルゼにはまだ無理…です…、だってまだ子どもなんだもの…。」
「そんなの関係ないよ！だって絵本の隊長だって言ってたじゃないか！
勇気と智恵があれば何だって出来る！って。
そうだよね？イリナ！シルヴィア！アーシェ！」
いつも通り勢いのあるガルゼリッタの話に引きずられるように思わず二人して頷く。
アーシェラウスもニコニコと笑いながらウンウンと頷き、
「そうだよ。できるできる！」
アシュラスも毎度おなじみの様子でガルゼリッタのマネをして手を振りまわす。
「…シュラにはまだ早いよ。お留守番してなさい。」
お姉さんぶったガルゼリッタが腰に手を当ててビシッと言うとすねて口を尖らせてアシュラスはナルリィーナに抱きついた。
「ナル姉ちゃん、ルゼ姉ちゃんがいじめるんだよぉ。」
ナルリィーナは微笑みながら見ていたのだけれど、そうなるとアシュラスの頭を撫でながらガルゼリッタに「連れていってあげて」と優しく微笑む。
「もう…仕方ないなぁ。でもちゃんと隊長の言う事は聞くんだぞ？」
そう言うとイリナとシルヴィアに向き合う。
「「「誰が隊長になる？」」」
絵本では隊長がみんなを励ましたりしながら冒険の苦難を乗り越えていってて隊長はカッコ良かったのだ。
「隊長、するぅ！」
ぶんぶん腕を振りながら主張するアシュラスを無視する３人。
「隊長はぼくじゃダメかなぁ？」
「ボク…隊長がやりたいなぁ…」
ピキィーン…同時に言ったガルゼリッタとアーシェラウスが一瞬見つめあう。
だが、ちょうどその時屋敷からアーシェラウスの母のラシェーラが出てきた。
「アーシェ？帰りますよ」
「はぁ〜い、かあさま〜」
素直なアーシェラウスはすぐに返事をするとラシェーラに引っ付いた。
残る４人は「えぇ〜」と騒ぎ出す。
「また今度アーシェと遊んであげてね」
ラシェーラが言うと「しょうがないなぁ」となった。
「ナル姉さん、また遊びにくるね」
アーシェラウスはちょっと顔の赤くしながらナルリィーナに挨拶すると帰っていった。
手を振ってアーシェラウスを送ったあとに３人は顔を見合わせる。
「ガルゼリッタでいいよっ」
「まあしかたないな」
結局ガルゼリッタが隊長になった。イリナとシルヴィアがいつもの通りと顔あわせて笑う。
「それじゃ、イリナ隊員！シルヴィア隊員！いざ、冒険に出発だぁ！」
「「「おぉ−！」」」
三人が手を挙げて答えるのに合わせてアシュラスが「ぼくもぼくも」とピョンピョンと跳ねる。
「分かったよ…。おまけ隊員のシュラ隊員も出発だ！」
おまけの言葉にすねながらも冒険への期待いっぱいのアシュラスは元気よく手をあげて答える。
再び「それじゃぁ冒険だぁ！」と騒ぐ４人の横で
「あら、ルゥは行かないの？」
ナルリィーナが一人おとなしく座っているルゥナリアを見る。
「あたしは…今やってるコンサートを聞きに行くの…」
ナルリィーナは微笑みながら大人しい妹の手を取る。
「そうなの？だったらわたしも一緒に行ってもいいかしら？」
ルゥナリアが嬉しそうな顔になって小さく頷く。
そうしている間にもどこに行こうか作戦会議をしていた４人は行き先を決めたらしかった。
「わぁ〜」っと声を上げながら走り出す４人をナルリィーナの声が追いかける。
「暗くなる前に帰ってくるのよ〜」
「「「「は〜い！」」」」
４人は元気よく返事を返すとそのまま走っていった…。
探検隊が最初に選んだ冒険は巨人の住む遺跡探検だった。
巨人は大きな剣を振り回す凄い強いやつなのだ。
遺跡の入り口には２本の剣が交差して飾ってある。
「今ならどこにいると思う〜？」
「たぶん庭だろう。」
シルヴィアとイリナの受け答えにガルゼリッタは小さな声で話し掛ける。
「巨人は強いけど、ボクたちが勇気を出せば絶対勝てる！がんばろ〜！」
「「「おぉ〜」」」
何時の間にやらイリナは棒ハタキを、シルヴィアは小さいホウキを、アシュラスは片手用の小さいチリトリを装備していた。
ガルゼリッタだけは指先に雷の精霊（小さくてピリっとするだけ）を呼んでいる。
準備は万端と勢い込んできれいに切り揃えられている草木の中をガサゴソと大きい音を出しながら４人は巨人のいる場所に向かう。
「いた〜」
「やっぱりここだったな」
草木の陰からチョコンと顔を出して巨人が筋肉トレーニングしているのを眺める４人。
「よし、みんな行くぞ〜」
４人はガルゼリッタの突撃の声を共に獲物をつかんで巨人に突撃する。
「さあ！」「悪の巨人！」「覚悟しろ〜！」「しろ〜！」
「「「「うわぁ〜！」」」」
いきなり娘とその友人が大声をあげながら手に手にもったホウキとかを振り回して突撃してくる様子にバルバロス・スヴォルドは悩んだ…。
（…そうか、なるほど、今回はワシは悪の巨人か！そうか…、ふむ、どうするかの？）
だがすぐに娘たちの遊びを見抜いたバルバロスは楽しげな顔で相手する事にした。
「ガハハハハ、お前達に巨人のワシがぁ倒せるぅものかぁぁ」
大仰にポーズをとりながら４人に向かって言い放つ。
「えいえい」「たぁ〜」「えぃ〜」「わぁ〜」
パタパタ、ポカポカ、ピリッ、ペチンぺチン。、
子ども達の総攻撃がバルバロスの全身に襲い掛かる！
（ふむ、ちょっとは楽しませてやるか…）
「うぅぅ、やるなぁお前たちぃぃ、だがぁ、これでどうだぁぁ」
苦しそうな演技をしながらバルバロスは一番小さいアシュラスをひょいと持ち上げる。
「どうだぁ、これでもまだ戦うのかぁぁぁぁ」
ちょっとコワメな声で言うと娘と友達は顔を合わせてまた武器を構えた。
「シュラ隊員、キミの尊い犠牲は忘れないぞ！っだったっけ〜？」
「そうそう！その代わりにぜったい巨人は倒しちゃうから！」
絵本の１シーンにちょうど同じような場面があったのでアッサリ見捨てる３人娘。
「えぇぇぇ、助けてよぉ〜」
泣き出しそうなアシュラスの顔を見てバルバロスはそろそろ終わりにしようと思った。
少し攻撃されてからちょっとひるんで見せる。
「ぐわぁぁぁ、マイったマイった。宝物をあげるから許してくれいぃぃ」
バルバロスはアシュラスを地面に下ろしてからドドッと崩れ去った。
宝物と聞いて子供たちの目は輝く。
「隊長！巨人が宝物をやるから許してくれと言ってるよ〜」
「どうするだ。隊長？」
「たからもの〜たからもの〜」
絵本の隊長のように腕を組んで悩むフリをするガルゼリッタだったが答えはもう決まっていた。
「許す、許す！だから宝物ちょうだい！」
子どもたちを待たせて館に戻ったバルバロスは鍛錬の後に食べようと思っていたよく冷えたスイカを持っていくことにした。
「さぁ〜、これで〜許してくれ〜」
バルバロスの差し出したスイカに大喜びでかぶりつく子どもたち。
結局、悪の巨人も改心したという事で仲良く一緒にスイカを食べるのだった。
いつも通り、バルバロスに遊んでもらった子どもたちはご満悦だったが、絵本に冒険とは誰も言った事の無いところに初めて行くもの！と書いてあったので、どこか新しい遊び場所を探しに行く事にする。
「ねーね−、あれって絵本に出てきた一角獣かなぁ？」
あるお屋敷の門の前を通ろうした時に、シルヴィアが灰色の一角獣の紋章を指差す。
「うん、そうだったな」
「えっと〜一角獣は魔人に捕まってたんだよね〜？」
うんうんと頷ずきあった４人意気揚揚と門へ向かう。
ギィ〜〜〜。
「きゃぁ〜」「うわぁ〜」「わぁ〜」「…うぇっ…」
いきなり空いた門に驚いた４人は文字通りはねあがった。
「あれ？君達は…たしかテンオレンとスヴォルドとローザリオンとこのお嬢ちゃん達じゃないか。どうしたんだい？うちに何か用かな？」
見覚えがある子ども達が門の前で騒いでいるのを見つけたエドワード・デラールは笑いかけた。
だけどなんだか子ども達はひそひそ話を始めた。
「えっとぉ、遺跡にいて話をするのは…なんだったっけぇ？」
「う〜ん、う〜ん…」
「げん…ちゅ…うみん…？だっけ？」
「なんかぁ、違うような気がするぅ。」
とりあえず子ども達を門の前でほっとくわけにも行かないと気のいいエドワードは待つ事にした。
「まぁ、なんでもいいや！えーと、ボクらは探検隊なんだ。案内してよ」
「一角獣のところ〜、あっ、あと悪い魔人も退治するぅ。どこぉ？」
ガルゼリッタを先頭にイリナとシルヴィアが脇を固めてアシュラスが後ろに隠れている完璧な陣形だ。
（うーん、どうしようかな？まあ急用もない事だし少し付き合ってあげるかな）
「わかったよ。それじゃぁ、まずは一角獣を助けようか？」
エドワードは子どもの喜びそうな説明をつけて上げながら庭をつれて歩く。
一角獣はデラール家紋章にもなってるぐらいなので石像があったからそれを教えてあげた。
「エドのヤツ。何をやってるんだ？」
自室で本を読んでいたアルフレッド・デラールは窓下の庭が騒がしいのに気づいた。
窓を覗くと弟が子どもを連れて庭にいる。
（ヒマなヤツだな…）
子どもの相手をするエドをそう断定すると再び読書にもどるアルフレッド。
「さてとそろそろ休憩しようか？」
子ども達を引き連れて、屋敷の食堂につれていくエドワード。
興味深そうにキョロキョロしながら子供たちはついてくる。
「それじゃあ、ここで待ってるんだよ。冷たいものを持ってこさせるから」
テーブルに子ども達をつかせてエドワードは召使に頼みにいく。
「そうだ。絶対に僕が戻ってくるまでここから出ちゃいけないよ？
こわ〜い魔人がいつ襲ってくるか分からないからね？」
「「「「は〜い」」」」と元気な返事を聞いてエドワードは部屋を出て行った。
「やっぱり魔人はいたんだな」
「うん！絶対倒すぞぉ〜！」
「強くったってぇ、わたしの剣が斬っちゃうぞ！」
「えぇ〜さっきとってもコワイっていってたよぉ〜」
さすがにいつも遊んでいるスヴォルト家とは違うので、すこし怖がるアシェラス。
アシェラスの緊張が伝わったのかすこし静かになる３人娘。
「…大丈夫だよ！こうゆう時は〜」
「智恵とぉ」「勇気だぁ！」
シルヴィアとイリナが元気を取り戻してガルゼリッタに続いて叫ぶ！
元気を取り戻した４人は勢いで部屋を出て行くのだった。
こそこそと歩きながら近くにあった階段を上る探検隊。
「…よしっ、シュラ隊員！先に見てくるんだ！」
「えぇ〜」
「たのんだぞ」
「ちゃんと隊長のゆーこと聞かないとダメ！」
「えぇぇぇぇ〜〜〜！！！」
ちょっと怖くなったガルゼリッタの隊長命令でアシュラスは３人娘に押し出されて２回の廊下へ転がりでる。
アシュラスは半泣きだが３人娘の「男の子でしょ」との一言で勇気を振り絞って進む。
普通なら何の変哲もない廊下なのだが怖いという気持ちが目をグルグル回してまるで別世界に目に写る。
………
ちょっと進んだところでビクビクしていたアシュラスだったが数分なにも起こらなかったので、
次第に落ち着いてきた。
「ルゼ姉ちゃん！魔人はいないよ〜」
ひそかに身を寄せあって見守っていた３人娘もフゥ〜と息を吐いて安心した。
「よくやったな。シュラ隊員！」
「うん、よくやったね」
「まあよくやっただろう」
三人ともめずらしくアシュラスを誉めるのでアシュラスは得意満々でチリトリを振る。
「へへ〜ん、ボクは魔人なんか怖くないよ！」
ワイワイ…ワイワイ…
読書に集中していたアルフレッドはいつの間にか部屋の扉の前で誰かが騒いでいるのに気づいた。
（ちょうど良いところだったのに誰だ。一体…）
ガタンッ。
どうせおしゃべりなメイドだろうと思ったアルフレッドはイヤミでも言ってやろうとイスから立ち上がった。
ガタンッ！
「「「「えっ！？」」」」
ビクゥゥっとした４人組がすぐ横の扉を見る。
カッ、カッ、カッ、カッ
靴音らしい音がどんどん近づいてくる…。
シルヴィアとイリナは手にもった獲物を構えるがさすがにおよび腰になっている…。
「まっ、魔人だよ。きっと…」
アシュラスくんは泣き出しそうな顔で３人娘の後ろに隠れる。
ガルゼリッタもかなり青ざめた顔で「知恵と勇気…知恵と勇気…知恵と勇気…」
と自分を必死で励ましていた。
ガチャン。ギィ〜。
「おいっ、何をしてる！」
ドアが開くなり声を上げたアルフレッドは廊下に誰も見つからないのでいぶかしげな顔をする。
…いや、足元にどうも表情を凍らせた子供達が４人固まっていた。
（こいつら…だったのか…）
「お…」
どうも様子がおかしいと思ったので声をかけようとした瞬間、
「わぁぁぁぁん」
アシュラスが大声で泣き出し、つられて残りの三人娘も半泣きでアシュラスを引っ張りながら走りだした。
「………まあいいか…」
どりあえず騒がしい元は走りさったようだったのでアルフレッドは部屋に戻って読書を続けることにした…。
■バルス占領後、帝都の黒百合屋敷の一室
テンオレンの性をもつ三人の女性がバルスの領主候補の情報報告を食事の団欒の後に聞いていた。
「そっかぁ。あの魔人…じゃなかった。デラール伯爵がバルス領主になるかもしれないのかぁ」
なんとも感慨ぶかけに言うガルゼリッタにナルリィーナが笑いかける。
「あのころ…ルゼ達はそんな事をして遊んでいたのね」
「あたしも一回だけ連れていかれたけど…大変だったの…」
ルゥナリアも深いため息をする。
「ボク、あれ以来どうもデラール伯爵の前だと緊張してしまうんだよなぁ…」
「はいはい、いつかはバルス領主様かもしれない方よ。緊張ばかりして失礼の無いように気をつけて頂戴ね」
ナルリィーナに苦笑しながらうなずくガルゼリッタだった…
＜終わり＞
■キャスティング・リスト
ガルゼリッタ・テンオレン（５歳）／ＰＣ／テンオレン家・三女。愛称「ルゼ」
テンオレン伯爵家の三女。精霊を操る才能に恵まれていると言われているが…今はただの元気な女の子である。子供達のリーダー格？
将来はテンオレンの黒百合騎士団を率いて帝都を守る将軍になる…。
ナルリィーナ・テンオレン（７歳）／ＰＣ／ガルゼリッタの長姉。愛称「ナル」
テンオレン伯爵家の長女。幼いころに母親を無くした妹弟の母親代わりを勤める心やさしき少女である。
将来は数々の受難を乗り越えてテンオレンの当主となる…。その未来は…。
ルゥナリア・テンオレン （５歳）／ＰＣ／ガルゼリッタの双子の姉。愛称「ルゥ」
テンオレン伯爵家の次女。双子のガルゼリッタと違い音楽を愛する内気で大人しい女の子である。
将来はテンオレンの黒百合劇場を管理する支配人となる…。
アシュラス・テンオレン （４歳）／ＰＣ／ガルゼリッタの弟。愛称「シュラ」
テンオレン伯爵家の次男。素直で元気な男の子である。
将来は皇女の血杯事件で長兄を殺した第２皇女やアーシェラウスを憎悪して、また皇女に恭順した姉達をも呪いイーディスで竜騎士となる…。
シルヴィア・ローザリオン（５歳）／ＰＣ／ガルゼリッタの親友
元イーリス家の長女。少し前にある事件で家族を失い暗かったが、友達のおかげで生来の明るさを取り戻した女の子。
将来はローザリオンの黒獅子騎士団を率いて討伐軍に参加。またあるきっかけで…。
イリナ・スヴォルド （５歳）／ＰＣ／ガルゼリッタの親友
スヴォルト家の長女。真面目で寡黙なのだがガルゼリッタに誘われると嫌な顔もせずに遊んでくれたりもする女の子である。
将来はスヴォルト家の黒騎士団を率いて討伐軍に参加。
バルバロス・スヴォルド （２５歳）／ＰＣ／スヴォルト家・当主。イリナの父親。皆の友人。
スヴォルト家の当主。頑固で誠実、また一面で面倒見がよく娘の出来た友人など世話を焼いたりしている。
将来はスヴォルト家の当主として娘と一緒に討伐軍に参加。
アルフレッド・デラール （１４歳）／ＰＣ／デラール家・長男。愛称「アル」
デラール家の長男。ワイワイとうるさいだけの子供は好きではないらしい。
将来はデラール家の当主として討伐軍のバルス攻略に参加し功績を皇女に認められた。
エドワード・デラール （１４歳）／ＰＣ／デラール家・次男。愛称「エド」
デラール家の次男。思いやりや同情心が深くて真面目で実直。
将来はデラール家の騎士団将軍として兄のサポートにつく。
アーシェラウス・ノイセルム（５歳）／ＰＣ／ガルゼリッタの従兄弟。愛称「アーシェ」
ノイセルム家の長男。素直ですこし目立ちたがりの男の子。
将来は第２皇女に共感したことで「皇女の血杯」でテンオレン家長兄を斬り黒槍騎士団に参加する。
ラシェーラ・ノイセルム （２４歳）／ＮＰＣ／ガルゼリッタの叔母
ガルゼリッタの父親の妹にあたる叔母。
■プラリア送った時のオマケ私信
幼い頃から交友のあると設定したＰＣたちのただ幸せだった頃のお話です。これから色々な事があって道が分かれた人もいれば、一緒に歩いている人もいます。帝国の運命に弄ばれるというＰＣたちの一つの因縁として知っておいて頂けると幸いです。